営業メールのクリック率は関心を示すか 返信と商談につなげる指標の読み方
メールのリンクがクリックされたら、商談の可能性が高いと考えてよいですか?
営業メールのクリックだけでは、相手の関心や購買意向は確定しません。メールの安全確認やリンクのプレビューでもアクセスが発生します。クリックを参考情報として使い、返信内容や担当者との対話を別に記録することで、営業の次の行動を判断します。
対象読者メールの反応指標を営業判断に使いたい責任者
アクセス判定は購買意向の判定ではありません。計測できない閲覧や、メール以外の接点も成果の解釈に影響します。
この記事の内容
クリックに自動アクセスが混ざる理由
営業メールのリンクには、受信者本人以外の処理がアクセスする場合があります。Mailchimpの公式説明では、セキュリティ確認やリンクプレビューによるアクセスが、開封・クリック指標に影響するとしています。
集計する際はクリック総数と、自動アクセスと判定したものを除く集計を分けます。分類の方法と適用した時点も残します。自動アクセスを除いた数が、必ず人の閲覧数になるわけではありません。
閲覧の手掛かりと購買意向を分ける
人が読んだ場合でも、リンクの閲覧だけで見積依頼や発注の意思は分かりません。資料を確認した、社内共有のために開いたなど、理由をログだけで特定できないためです。
リンクを踏まずに返信する相手もいます。クリック率だけで文面の良し悪しを順位付けすると、実際の対話を見落とすことがあります。返信の内容や担当者との会話で確認できたことを別に記録します。
分母・期間・集計単位をそろえる
次の表は、効果測定の項目例です。計測できたイベントと、営業上確認した意思を分けて管理します。
表は横にスクロールして確認できます。
| 項目 | 定義に残すこと |
|---|---|
| 送信・到達状況 | 期間、送信対象、把握できる到達状態 |
| クリック | イベント数か企業数か、自動アクセスの扱い |
| 返信 | 自動返信・配信停止を含むか、内容の分類 |
| 対話・商談 | 何を確認したか、メール以外の接点 |
クリック率には、送信を分母にするか把握できた到達を分母にするかも添えます。同じ相手の複数回アクセスと、複数社からのアクセスを混ぜて説明しないようにします。
次の連絡は相手の業務との関係から考える
クリックを理由に、関心があると決めつけて追客しません。追加で案内できる情報が相手の業務とどう関係するかを確認し、これまでの対話に沿って連絡します。
評価では、クリック、返信、商談を一つの成果として足し合わせず、それぞれの段階で分かったことを振り返ります。計測方法を変えた前後の数値も、同じ基準の結果として比較しないようにします。
反応を整理して担当者へ引き継ぐ範囲は、メルゴリのサービスページで説明しています。計測値からの推測と、対話で確認した内容を区別して扱います。
根拠・参照資料
自動アクセスの説明はMailchimpの公式資料を参照しています。指標の使い分けと管理表は当社の検討用の提案で、個別案件の実績ではありません。
